作成中]中学受験の準備って、何をすれば良いの?

「まだ低学年なんだけど、中学受験の準備って何をしておけば良いの?」というお父様お母様へ。図解講師「そうちゃ」が塾講師家庭教師20年の経験からアドバイスをさせていただきます。

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低学年で準備すべき事

受験を左右するのは「地頭」より「○○」

20年の指導で中学受験生を見ていて感じるのは、多くの場合、学習への取り組み方次第で小4時点での学力差を逆転することができるということです。

学習への取り組み方を左右するのは生徒の性格というか人格というか「性質」です。

この「性質」は受験開始時(小4ごろ)にはかなり固まっていて、良い「性質」を身に着けていない生徒さんは良い塾・先生の指導を受けても伸び悩むことがあります。

ですから受験を始める前の低学年時に「知識」や「学力」だけでなく、良い「性質」を身に着けておくのが本当に重要です。

ちなみに、私が実際に受験生を教える際には生徒さんの現状に「全力で対応」することに100%集中します。したがって生徒さんの資質に思いを巡らすのプロ失格としてタブーにしています。

受験で伸びる「○○」

では伸びる「性質」はどんなものでしょうか。

自分の経験上、こういう性質の生徒さんは受験に入ってからの伸びが大きく最後に逆転合格することが多いです。

素直さ

親や指導者の言うことを信じて、忠実に真似・実行しようとする。

最低限の品質を満たした指導者につくのが大前提ですが「学ぶ」=「真似ぶ」なので「まずは真似をする」素直な生徒さんは最小限度の労力で成果を上げることができます。

始めから自分のやり方にこだわる生徒さん(「どうしてコレじゃいけないの?」)は軌道修正が必要な場合は労力が倍になってしまいます。

丁寧さ・正確さ

正確な動作で他人が読みやすいように字を整った形で書ける。また他人が見やすいように字や物を並べられる。

他人が見やすい=自分が見やすいですから、丁寧なお子さんはアウトプットだけでなくインプットの効果も高くなります。

丁寧さ・正確さが無いお子さんは受験の基本的な分野でミスが減らないので摸試入試で結果を出すのが難しくなります。

集中力・忍耐力

「やりたくない」「やめたい」という衝動に耐えて作業や動作を継続できる力。「がまん強さ」ではなく、気分の切り替え・自己を管理する力。

低学年で備えているお子さんの方が少ないですが、この力が著しく低いお子さんは保護者・指導者がとなりについて指導しないと成績が伸びません。

「好奇心・探究心」

多くのものに興味を持ち「なぜだろう「もっと~」と能動的に追求できる力。

これを持ち合わせている子は将来やりたい事・行きたい学校などの希望が湧いてきやすいので勉強する理由がはっきりします。

もちろん思考型の問題にも対応できるし、勉強を楽しめるので理解が速く、少ない「努力」で成績を上げられるのは当然です。

一方、好奇心や探究心が著しく低いお子さんの場合は、勉強が拷問になるので(汗)、手間とお金をかけないと勉強させること自体が難しくなります。

体力も大事

受験勉強を開始し学年が上がると塾のスケジュールがどんどんハードになってきます。土日で10時間以上塾があるのもザラです。疲れやすい子の方が圧倒的に不利なのは言うまでもありません。

「ウチの子は体が丈夫でないから…」と言っても優遇してくれる学校はありませんので、スポーツの習い事や定期的な運動で体力・回復力をつけておくのが大事です。

先取り学習には力を入れすぎない

いわゆる「先取り」は方法を工夫しないと身につかないことが多いです。2年以上の先取りは無駄になることほとんどです。

また生徒さんのキャパを超えた先取りは苦痛になり、勉強嫌いになってしまうこともあるので注意が必要です。

塾・学校情報には触れておく

お子さんが低学年のうちから塾や私立中の情報は集めておきましょう。また周辺地域の公立中の情報も集めておきましょう。受験するかどうかを判断する際に役立ちます。

気になる私立中があれば、外から通りがかることから始めて文化祭や説明会に運んで「雰囲気」を見ておくと良いでしょう。

 

では学年別に受験準備を具体的に見ていきましょう。

1・2年時

性質

上で書いた良い「性質」を伸ばすための方法

「素直さ」を伸ばす

家庭内で「素直な子供」に育てようとすると主体性の無い「従順」な子供になったり、逆に反抗されてケンカになることもあるので要注意

勉強に限らず、尊敬できる「本物」の大人または先輩に出会える場を見つけてあげるのが親御さんの役割。

本人が興味のある分野なら、勉強でなく芸術系・スポーツ系でももちろん良いです。

「丁寧さ」を伸ばす

家庭での生活習慣が大切です。「しまいなさい」「片付けなさい」よりも、生活用品などを「きれいに並べる」「きれいにそろえる」「分ける」役割を子供に与えると良いです。

学習面では書字・計算等を丁寧に行うように日頃から目配りをしましょう。

Qくもん

「集中力・がまん強さ」を伸ばす

学校生活でメリハリのある行動と集中力・忍耐力を養えればベスト。

そうでない場合(自分もそうでしたね…)は集団行動を伴う習い事をするのが良いでしょう。

好きなことを自分のペースで出来る習い事では身につきません。

「好奇心・探究心」を伸ばす

本人が好きなことで、家庭でも出来ればベスト(受験開始後も続けられるので)。

注意するのはインプット(見るだけ聞くだけ)だけでなくアウトプット(話す書く作る)の場を用意しないと探究心が育ちません。

子供は飽きっぽいので、10与えて1つ興味をもってもらえれば良いつもりで、色々と体験させるのが大事。

勉強以外の習い事はもちろん、学校のカリキュラムを超えた知識の習得(特に理科社会)をバックアップしてあげましょう。

体力

 

学力

先取り

上で書いたように学習の先取りは最低限で良いです。学校のカリキュラムにあわせて1年先を学習してしまうのが良いでしょう。

例えば小1時に学校で「1ケタの数の足し算引き算」が出てくるので小2の「2ケタの~」までを先取りする感じです。

思考力

いわゆる「思考力」をつけたい場合は、難しい問題を解くというよりは、学校のカリキュラムの範囲で「文章題」を数多く解くようにします。その際は問題文を簡単に図にしてから式と答えを書かせた上で、解き方を説明させると良いでしょう。

図を書く際に好きなキャラクターなどを選ばせたりして勉強を遊びにできれば良いですね。

受験算数

受験算数の特殊算そのものよりも考え方の基礎を身につける遊びのようなものが良いでしょうね。

詳しくは関連記事「低学年での先取り学習のスケジュール」を見て下さい。

志望校

学校見学に連れて行く。あくまで「楽しい場所に行こう」という感じで。

3年時

3年になったら受験の有無、塾の検討、入塾準備を本格的にはじめましょう

受験するかを決める

 

お子さんの意思を尊重

塾を決める

 

くわしくは関連記事「塾のえらび方」を見て下さい。

入塾準備

塾に入るだけなら、上に挙げたような先取り学習をして、1学年先の学習内容が身についていれば、ほんの少しの準備で入塾テストはクリアできます。

問題は、受験に特有の「受験算数」を準備しておくかどうかです。

学校の勉強は理解が中途半端・表面的でも100点が取れてしまうので、お子さん特有の苦手・弱点が分からないことがある。

それをあぶり出して補強しておくために受験算数の基礎を導入しておくのは有効

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